King Gnu 「Don’t Stop the Clocks」
2020年ハマった曲シリーズ①
昨年の暮れからKing Gnuの「Sympa」というアルバムをひたすら聴いている。
「Vinyl」が某ブログで紹介されてから存在は知っていたけれど、当時の自分にとっては大人すぎるかな〜という印象で留まっていた。
2019年にメジャーデビュー、ヒット曲「白日」でいよいよ名前が世に知れ渡ってからは逆に、わたしの「流行ってる曲敬遠しがち」癖が出てなかなか手がでなかったが、ついに紅白にまで出るということでようやく聴き始めた。
とりあえずApple Musicで再生回数の多い曲から…と思っていたら
なんやこれ…どれも良すぎる…
特に人がいっぱい書いてあるジャケットのアルバムの曲が印象に残ったので、今度はそのアルバムの流れで聴いてみたら、これもまたいい。
(人がいっぱい書いてあるジャケットのアルバム)
さくっと聴けるのに、映画を観たような充実感。
わたしはアルバムを聴くとき、最初はどうしてもアップテンポ・ミドルテンポの軽快な曲(このアルバムで言えば、「Flash!!!」「Sorrow」「Bedtown」)を集中して聴く癖があって
一方で、アップテンポ・ミドルテンポの曲だけハマるバンドは結局あまり深追いしない。
バラードを好きになると、いよいよこのバンドが好きになってきた…となるのだけれど、
「Don’t Stop the Clocks」
これがめちゃめちゃいい。
普通、ラブソングでの時間についての歌詞よくあるのは「時間よ止まれ」的なあれだと思うのだけど、こういうは未来への不安とか今が終わってしまうことへの未練から生まれるのかな~と。
King Gnuのこの曲は逆で、
「時計の針を進めて」
あなたとなら季節が巡り始める、変わりゆく季節を一緒に踊らないか、と
未来への信頼、希望を、極めてシンプルなアレンジと井口さんの優しく穏やかな声で歌っているのがとても良い。
バラードでこんなに響いたバンドは久しぶりで嬉しい。昔は大人すぎると思っていたバンドを聴くようになったのは、わたしも少しは大人になったということなのだろうか!
前述したけれど、「Sympa」は本当に良いアルバムなのでこれからも聴いていくことになると思う。もうすぐ発売になる「CEREMONY」もとても楽しみ。